【特長】
1. 熱安定性、酸化安定性
循環使用中に受ける熱に対しての熱分解と、高温酸化に対する抵抗力はサーモオイル(ホットオイル)としては最も重要な性状です。
これらによってサーモオイル中に生成するスラッジ・レジン・アスファルトなどの混じったタール状物質は、サーモオイルの熱伝導率を低下させたり、循環を妨げたりします。
コスモサーモは熱に不安定な物質を特殊精製工程で極力とり除いてあるため、スラッジの生成が極めて少ないオイルです。
2. 揮発性、引火点、蒸気圧
使用中の蒸気損失が多いものはサーモオイルとしては適しません。
コスモサーモは、適切な分留成分からなっているために蒸発損失が少なく、また蒸気圧も260℃で267〜1,066Paと低い値を示しており、密閉循環系統中の蒸気閉塞がなく、ポンプでのキャビテーションも心配ありません。
火気に対しても充分高い引火点を有しています。
3. 低温流動性
始動時(低温)の流動性の悪いものはポンプ作業の不良により、局部過熱をまねくおそれがありますが、コスモサーモは流動点が−12.5℃以下という値を示しており、また粘度指数が高く良好な低温流動動性を発揮します。
メーカー詳細ページ
https://www.cosmo-lube.co.jp/Portals/0/images/product/tech/tech3561010.pdf